ハイキング時に関する雑感(道迷い編2)

ハイキング初心者の戯言です. 基本的に雪がない時期の本州,初心者向けハイキングコースでの話です.


道迷い2(赤城山(黒檜山)編)

猫岩経由で下山しようと思ったのですが,登山道を示すテープを見落としてしまいました. 進行方向前方が行き止まりのように見えたので, 踏み跡のように見えるものを辿ってしまいました.

 

『比較的人出が多い山なのに,全然人に会わないのは変だ.声も遠くに聞こえる.』 『妙に急な下り坂だな(実は,水が流れて石が露出した部分を道と間違えていた).』 『十分な距離を歩いたはずなのに,猫岩にたどり着かない』 と思った時に引き返せばよかったのですが,『踏み跡があるし』 『ティッシュが落ちているから少し前に誰か人が通ったことは間違いない』 などと思いつつ先に進んでしまいました.

 

変だなぁと思いつつ車の音がする方向へ進み, とりあえず車道に出たと思ったらブロック崖?の上でした. しかも柵があるので車道には降りられません(柵がなくても降りられなかったかも). やむをえず,笹藪をかき分けながら急な坂を登り返しました. 笹は車道方向に傾いて生えていたので,下るときにはスムーズだったのですが, かき分けて登るのは結構大変でした. ついでに,登り返してみると『なんでこんな急なところを降りたのだろう』 と思えるような場所を下っていることに気づかされました.

 

なんとなく,蝶ヶ岳で遭難した人の手記を思い出させる道迷いでした.

赤城山の登山道

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