山の天気は変わりやすいです.
濡れたくなければ雨具を持って行くのは当然でしょう.
そこで何をもっていくかですが...
白馬大雪渓までハイキングに出かけたときのこと.雨具として傘を持ってきた人がいました. 山では雨が下から吹き上げるように降ったりするので,傘ではすぐにびしょ濡れになります. 山道を歩き回るときに使うべき雨具ではないなあと思います(時と場合によるでしょうけれど). 濡れた状態で風を遮るものがない山頂に行こうものなら,寒くてたまらないでしょう.
本人がひどい目に遭うだけなら自己責任で片付きますが, 狭い道で傘を振り回すものだから危なくて近寄れないし,風が吹けば傘がお猪口になるし, 岩につかまらないと登れない場所では手がふさがっているために一々手間取るしで周囲に大迷惑をかけていました (ちなみに,こういう人に限って,周りを見て道を譲ることをしない).
ハイキングの雑誌には雨の時に傘を勧めているものもあります
(確かに傘を持って歩いてもあまり問題にならない場所もあります).
でも,それは周囲の状況を適切に把握できる人ならば,という前提がつくと思うのです.
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